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#技術活動 2026.06.08

ポリマーがいしの"いま"を知る | ドローン×IR×超音波で行う健康診断

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WRITER M.A / 技術部
ポリマーがいしのいまを知る | ドローン×IR×超音波で行う健康診断

はじめに

送電線を支える「がいし」といえば、茶色や白色の磁器がいしを思い浮かべる方も多いかもしれません。近年では、軽量性や耐汚損性などの特徴を持つ「ポリマーがいし」の採用も国内で広がっています。

磁器がいし
磁器がいし
ポリマーがいし
ポリマーがいし

海外では長年の使用実績があるものの、日本では比較的新しい設備であることから、
「日本特有の気候環境でも問題なく使えるのか」と不安を感じられるお客様もいらっしゃいます。

ポリマーがいしの特徴

ポリマーがいしの構成

ポリマーがいしは、FRP(繊維強化プラスチック)の芯材をシリコーンゴムで覆った構造をしており、次のような特徴があります。

  • 軽量で扱いやすい
  • 耐震性・耐衝撃性に優れる
  • 耐汚損性を有する

一方で、設備を長期的に安心して使用していくためには、状態把握も重要です。

設備診断の3つの手法

日本カタンでは、ポリマーがいしの状態を多面的に把握するため、次の3つの手法を組み合わせた設備診断を行っています。

STEP 01

ドローンによる外観点検

ドローンでの点検イメージ

IR撮影可能なカメラを搭載したドローンを使用し、鉄塔へ人が昇塔することなく、がいしの状態を確認します。高所作業を減らしながら、効率的に点検できる方法として活用されています。

  • ゴム部の変色や損傷
  • クラック(ひび割れ)
  • 飛来物などによる損傷
  • 金具部の腐食
STEP 02

赤外線カメラ(IRカメラ)

IRカメラで撮影した画像

接着界面に異常があると水分が浸入し、進行するとフラッシアンダ(がいし内部での電気事故)の原因となります。外観では判断が難しい発熱を、IRカメラの温度分布で捉え、内部異常の兆候把握に活用しています。

STEP 03

超音波カメラ

超音波カメラ

高電圧設備で発生するコロナ放電は、電力損失や騒音、長期的な設備劣化の原因になります。コロナ放電に伴って発生する超音波を検出し、放電箇所の把握に役立てています。

まとめ

設備を長期にわたり安全に運用するためには、状態を定期的に把握し、異常の兆候を早期に発見することが重要です。日本カタンでは、ドローンによる外観点検、赤外線カメラによる温度診断、超音波カメラによる放電検知を組み合わせ、多面的な設備診断を行っています。また、ポリマーがいしだけでなく、外観写真を用いた架線金具の劣化評価にも対応しております。設備診断や保全に関するご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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