2026.1.29 | #インタビュー
日本カタンの魅力を語る | 信頼で"つなぐ" - ひととあかり
記事を書いた人
N.H / 製造部
入社以来、当社の窓口として、お客様と共に電力の安定供給に向き合い41年。当社の経営環境は、決して順風満帆ではありませんでした。
しかし、どんな時代においても目を背けることなくお客様のため、会社のため、歩みを止めなかった。
かっこいいだけじゃない、熱い当社の営業マン、浅田氏の走り続けてきた景色を覗いてみようと思います。
≪経歴≫
1985:大学を卒業後、当社に入社
大阪営業部大阪営業課(大阪営業所)に配属
1994-2000年:東京営業部 東京営業課(東京支店)
2000-2003年:大阪営業部 大阪営業課
2003-2014年:東京営業部
2014-2020年:日可テクノ(株)出向(同社代表取締役社長)
2020年:九州営業部
2021年-現在:東京支店
"つなぐ"ビト
学生時代を京都で過ごし、「地元にある転勤のない会社だ!」と浅田氏の目に留まった当社日本カタン。 入社から40年余り、今や大ベテランである浅田氏が"やりがいのある面白い会社"と語る当社は、1918年の創業から100年余り。 発祥の地である大阪市淀川区十三から現在の枚方に拠点を移し今日に至る。長い歴史の中で浅田氏は「入社以来、移り変わる世情や出来事と共に、 成長に向けた過程を経験してきたが、その時々で日本全国で出会ったお客様と固く手を繋ぎ、送電事業に関わる仕事ができたことが幸せだ」と語ってくれました。
安定した電力供給の裏には当社を"パートナー"だと称してくださるお客様との信頼関係があります。その信頼関係の構築には、浅田氏の飾らない地道な努力と責任感。また"入社以来続く譲れないこだわり"がありました。
守り"つなぐ"日本カタン
長く当社で働く浅田氏にとって目を逸らす事のできない2つの出来事について振り返ってくれました。
1. 需要の変遷
高度経済成長期から1990年代にかけては、電気需要の高まりに備えて、超高圧送電線の新設が盛んでした。
しかしながら2000年代にはいると、既存鉄塔の建て替えなどに伴う需要へと移行しました。当社への需要にも変化が見られ、将来を憂慮する仲間もいたそうです。
2. 鋳物事業からの撤退
創業当時から当社の中心であった、鋳物事業部。多くの仲間に支えられながら当社の礎を築いたが、競争環境は過酷で無念ながら、数年の準備期間を経て、鋳物事業からの撤退となりました。
当社の転換期となった2000年前後、浅田氏は立ち止まってはいられませんでした。事業縮小してでも繋いだ日本カタンブランドを存続させる使命がありました。
お客様のもとへ何度も出向き、心苦しいけれど、ありのまま胸中を打ち明け価格の交渉をせざるを得ませんでした。
日本カタンブランドを守り、
今に繋ぐことができているのは、お客様と我々メーカーの間に『信頼』という長年の培われた、お金では買えない価値がそこにあったからです。
揺れる社会と揺れない"つながり"
事業再生から「注文も増えてきた!人手が必要だ!」と当社が前を向き始めた頃、浅田氏は2度目の転勤で東京支店にいました。2010年のことです。 その翌年、今も記憶に新しい東日本大震災が発生しました。原子力発電所事故の影響は大きく、関連する送電設備や製品の需要も急激に減少しました。 電力会社の皆様も、先の見えない状況の中で厳しい対応を迫られ、現場では緊張感の高い日々が続いていたといいます。
"つなぐ"日本カタンの未来
メーカーが事業を続けていくには、お客様との信頼関係が必要不可欠です。浅田氏に対するお客様からの信頼は一朝一夕に獲得した訳ではありません。
そこには長年の地道な努力があります。このことを浅田氏は「将来のために、種を蒔いている」と表現し、これからの世代にも継承しています。
"いつ咲くかわからない花"これは設備産業には先行投資的な要素があることと、工事では施工実績のある金具に対する信頼性の高さからいつ咲くかわからない、咲かないかもしれないということです。
「営業マンとして、お客様の要求に対し如何に満足させることができるのか。それには、お客様との関係を大切にし、種を蒔き続け『信頼』という花が咲いたことで得られる、詳細な要望や情報がとても有意義なものとなります。
送電事業に携わるものとして、立場・肩書によらずひとりひとりのお客様に真摯に、誠実に向き合い同じ方向に向かうことで、自らの将来や後世に花を咲かせることができるのだ」と語ってくれました。
あとがき
冒頭に記した"入社以来続く譲れないこだわり"それは当社の名札です。今でも必ず名札を付けてお客様のもとへ訪問するといい、訪問した先で「浅田さん!浅田さん!」と声をかけて頂くこともしばしばあるそうです。 日々さまざまなお客様と接する中で、顔は覚えていても名前までは思い出せない、という場面は決して珍しくありません。名札は、そうした距離を自然と縮めるきっかけの一つになっているといいます。 今やリモート会議やチャット機能の充実など、お客様と交わる手段は数えきれないほどありますが、お客様と対面すること、そこで言葉を交わすことから大切なお客様との信頼関係が芽生えるのです。 インタビュー時、浅田氏の会話の豊富さに驚きましたが、これもお客様と数えきれないほどの言葉を交わし、大切なお客様を紡いできた浅田氏の経験、技であり眩しいものでした。
編集後記
今回機会があり、長く営業の第一線として活躍される浅田氏と対談することができました。 製造部隊である筆者にとって、営業部隊が“当社の窓口”としてどのようにお客様との大切な関係を構築しているのか、当社をアピールしているのかという思いに触れることができたのは、非常に新鮮で有意義なものとなりました。
