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分析結果から導き出される最適な結果を解析し、的確に設計。
その技術力は、各分野にも応用できます。
1.気象および送電線の挙動観測
観測システム
風向・風速・気温・雨量等の一般気象と、送電線の応答(振動や荷重)を長期間記録します。この装置は、本体でデータを統計処理し記録するため、充実したデータが収録できます。また、通信機能を搭載し、無線通信(パケット通信)によるデータ収集や設定値の変更が可能なため、遠隔地での観測に優れています。
直流電源で動作するため、商用電源のとれない山岳地や遠隔地において、小型バッテリや太陽電池で使用可能であり、電源工事が不要なため大変経済的です。警報発信機能も有しておりますので、強風や雨等に対する災害対策等幅広い活用が可能です。2020年3月現在で約180システムの実績があります。
なお、観測項目はお客様のご希望により任意の組み合わせが可能であり、また過去の豊富な観測実績により蓄積したノウハウによって、新規にシステムを設計することも可能です。
2.気象データの収集・分析
3.送電線設計に関する検討
耐ギャロッピング検討
送電線に雪氷が付着した状態に強風が作用して起こる振動をギャロッピングと称しています。このギャロッピングが発生すると、送電線の電気的、機械的問題が生じることがあります。当社では、送電線のギャロッピング現象を永年研究し続けており、送電線現場での豊富な観測データをもとに、ギャロッピング解析システムを開発し、各電力会社の設計・保全に貢献しています。
気流シミュレーション
強風が送電線に大きな影響をもたらすことは周知のとおりですが、当社では、送電線ルート上の風を把握することを目的とした気流シミュレーションソフトを金沢大学の指導により開発し、各電力会社の実設計に広く使用されています。
4.FEM解析による送電線の挙動の再現および検討
有限要素法による動的シミュレーションにより、ギャロッピングやスリートジャンプなどによる電線の動揺状況の把握や、振動防止装置の効果確認を行うことにより送電線の設計・保守に反映しています。

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